自分の進むべき道、興味のある分野に気づいて人生の悩み、苦しみ、悲しみを乗り越えて得る
満足感や喜びをじっくり味わってください。
私は初めて本校のカリキュラムを目にしたとき、ある種の衝撃を覚えました。
土木・測量に関する知識のすべてが網羅されていながら、1年もしくは2年という超短期でそれをマスターする計画になっているばかりでなく、実習・実験・演習がふんだんに盛り込まれていたからです。
そのことは間違いなく卒業後即戦力になることを意味しております。
土木・測量の仕事は、主に社会資本整備の一翼を担うことです。最も身近な道路新設を例に挙げますと、航空写真から作成された地図上にいくつかのルートを描き、概略の事業費を算出します。候補中もっとも経済的で利用価値の高いルートについて詳細な測量を行い、その成果に計画路線を描きます。その時点で橋梁・トンネル・切土・盛土・擁壁・水路など具体的な構造物も姿を現します。各々は専門家によって詳細設計や安定検討が行われ、必要な地質調査も実施されます。このような経過を経て、その事業に必要な予算が承認(最近では、納税者の代表として住民が参画する事業も増えております)されればいよいよ工事着手です。
測量だけでも3回ほどの出番があり、土工では、種々の大型建設機械がフル稼働します。各作業の進捗状況や安全を見守る責任者も多く配置されます。1人1人の力や知恵に限りはありますが、機械力や先人達の経験と知恵を結集して、地域や地形、ニーズに合った世界でただ一つの構造物ができる(=一品生産)のも土木の特徴ですし、そこに携わる技術者の醍醐味でもあります。また土木は多くの有資格者の集まりです。全くの経験もなく、机上の知識(勉強)だけで取得できる資格もありますが、知識+何年かの経験で取得する資格こそが本物ではないでしょうか。
土木技術者は一般に口数が少なく自己主張はほとんどしません。しかし、資格こそは多くを語らない静かな自己主張であります。土木・測量分野で身を立てたい皆さん、一緒に勉強しませんか。この分野は日進月歩です。これで十分ということはありません。その意味で教師・講師陣も常に勉強が必要なのです。
社会に送り出した皆様方が、堂々と生きていける道筋をつくる責任があるからです。










